モンスターペアレンツやモンスターペイシャンツなど最近いろいろと耳にするが、この本では長年クレーム処理に携わっている著者が自らの体験を元にクレーム対応についてかたってくれている。
中にいくつかの例が取り上げられていた。
デパートでは10年着たブラウスが洗濯したら穴が空いたから交換しろという人。
学校では子供がガラスを割ったのはそこに石があったからだと文句を言ってきた親。
なかなかどうして世の中には滅茶苦茶なクレームをつけてくる人はいるものである。
サービサーもどちらかと言えばトラブル・クレーム産業だ。
話し合いが決裂すればすぐさまその手の問題となりうる。
それはある程度はやむを得ない。
ただ、あんまり無茶苦茶な要求はない。
お互い利害関係があるから「暇つぶし・愉快犯」的なものはない。
何とか自分に有利な条件を引き出そうとしてそうなるケースが多い。
A氏もそんな一人であった。
最初の面談の冒頭から、債権を売った(つまり最初に借入をした)銀行の悪口をまくし立てる。
いかに無理やり借りさせられたかを延々と話し続けるのである。
こちらは債権を買った立場なので関係ないと繰り返しても、買った以上は同類だとくる。
何回か面談し、聞くだけ聞いた後、「では話し合いはできないという理解でよろしいですね」と席を立とうとしたらようやく「そうは言っていない」となった。
喧嘩するよりもある程度払って債務免除を受けた方が有利なのはA氏もわかりきっていたし、競売になると困るだろうと踏んでいたから交渉決裂にはならないだろうと予想はしていた。
結局は自分の有利に進めたかったのだろう。
一方的にクレームだけ申し立てるような方はこれまであまりお目にかかっていない。
とはいえ真摯に受け止めて対応すべき主張もあるからそれはそれで重要ではある。
でもやっぱりそういう方は担当したくないとつくづく思う・・・
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