最近はどこの銀行も住宅ローンには力を入れている。
なぜかと言えば住宅ローンは収益性も高く、尚且つ安全性も高いからに他ならない。
生活の一番の基本である住居。
これを守るためにも人は真っ先にローンの返済を心掛ける。
また、返済のために口座に入金するから自然と家計のお金が流れ込んでくる。
各種振込みや光熱費の引き落としなどが集まれば、家計のメインバンクとなり収益へとつながる。
どこの銀行も力を入れる所以である。
昔は頭金3割と言われていた。
購入価格のうちローンが出るのは7割が限度であったため、残り3割は自己資金を用意する都合があったのだ。
それは競売となった時には価値がだいたい3割落ちるから、万が一の時でも全額回収できるようにという銀行の都合があったのも事実である。
今は諸費用も含めて全額ローンを出すところも珍しくない。
だが、この「頭金3割」は実は利用者にとってこそ必要であると私は思う。
ローンを返済していくのは人生の大事業だ。
社会に出て、仕事も一通り覚え、収入も安定して始めて考えるべきものである。
当然、それまでには何らかの蓄えもしているべきだ。
入ってくるものすべて使ってしまうような生活をしていた人が、いきなりローンを組んで本当に生活していけるのかは疑問だ。
欲しいものが簡単に手に入る事は良いことかもしれないが、目的をもって計画的に溜めるという事を考えもしないし実践もしない人が、月々の返済を果たして本当に30年もできるのか。
最近住宅ローンの破綻が増えているのも、不況下のリストラの影響もあるかもしれないが、こういう身の丈知らずの破綻も増えているように思う。
全額ローンなどというものは本人の為にはならないのだ。
金融機関もそれを「サービス」と履き違えている。
簡単にローンを組んでくれるところが良い銀行とは限らない。
貸してくれるからといって安易にホイホイ借りるのは、借りる方が悪い。
住宅という生活の一番の基本を守る為には、そういう心がけが必要なのだ。
前回ご紹介した事例で、もしも銀行担当者がそんな風に考えてローンを断ったなら、そんな銀行でこそ借りられるように心掛けるべきだと思う。
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自己破産目前の人が、この期に及んで、破産後しばらくカードが作れなくなり急な入用ができたときにお金が借りれなくなることを心配しておられます。
苦笑というか滑稽さをも感じた次第ですが、本人は至ってまじめに悩んでおられます。自己破産後も本人たちは年金収入があり、私以上に所得が約束されているのにです・・・
意識の上で、お金を借りることへの垣根がとても低い様に感じます。
いろいろと考えさせられる今日この頃です。
確かに借りる意識は随分低いのではないでしょうかね。
「借りる=返す」という事を本当に理解している人は少ない気がします。
返すことから考えてほしいものですね。