私は極力先方に出向く事にしている。
それはずっと社内にいると息が詰まりそうになるからでもあるし、外に出て気分転換をしたいからでもある。
また「事件は現場で起こっているんだ」という有名なセリフの通りでもあるからでもある。
ただ、実際のところ先方に出向く事によっていろいろと相手の事がわかるという事が一番大きい。
同僚などは面倒がって呼びつける者も多い。
しかし、呼んだ場合は目の前の相手の事だけしかわからない。
相手のところに出かけて行けば相手以外にわかる事が多いのである。
個人の自宅であればどんな家に住んでいるのか。
どんな家具があって暮らしぶりはどんな様子なのか。
会社であれば社員はどのくらいいて、社内はどんな感じなのか。
実際に過去には従業員の数をごまかしていたケースもあった。
実際に行ってみたからわかったのである。
証券会社のカレンダーがあれば、「この人株を持っているのかな」と思うし、それが銀行のものであれば取引銀行の一つなのだろうと推測できる。
いい車に乗っていたりすればそれだけ余裕があるのかとも思う。
財務関係の資料もその場で見せてもらえる。
孫子の兵法では「地の利」を説くが、債権回収においてはそれは当てはまらない。
そんなわけもあってアポを取る時は、「わざわざ来ていただくのは申し訳ないのでこちらからお邪魔します」と言う事にしている。
呼びつけていてはわからないものも多いのである。
担保物件であれば来てもらうわけにもいかないので、当然見に行くことになる。
周辺の状況などは地図や写真だけではわからない。
慣れない地方などではタクシーの運ちゃんに話を聞けばぼんやりと様子がわかるものである。
これから暑い季節になるとついつい外出もおっくうになりがちであるが、やっぱり大事な事なので汗を拭き拭き外出しようと思う・・・
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コメントありがとうございます。
なるほど、製造業こそ「現場主義」の本家本元ですね。
3現主義という言葉もそれらしくていいですね。
「現実」は確かに債務者の方に通じていると思います。
明日になれば世の中がよくなっていると思われる方はけっこういるものです・・・