本文の中に登場するのはすべて実在のケースです。
ただし、守秘義務の関係から人物・社名等は匿名としています。
また、金額・業種等本人の特定につながり易いものについては、
趣旨を逸脱しない範囲で変えてあります。
あらかじめご了承下さい。

2009年06月28日

不動産業者

不動産業者から連絡があった。
我々の方で担保をつけている物件を買いたいというのである。
たぶんそれを仕入れてどこかに転売しようとでも言うのであろう。
それはそれで悪くはない。
ただこういう話には乗らない事にしている。
話の筋道が違うからである。

そもそも物件の所有者は債務者A氏だ。
売るか売らないかの判断はA氏にある。
もちろん、売ろうとしているわけだが、あくまでも「誰に」「いくらで」売るかはA氏が決める事なのである。

とはいえ、担保権は我々にある。
A氏が相手と価格を決めて売ろうとしても我々がそれに同意して担保を外さなければ売れないのも事実である。
そうした『最終決定権』を持っているという意味では我々に連絡してくるのも間違いではない。
我々の同意を取った上で、A氏に「ここに売れ」と言ってもらえれば話は早いと考える事は合理的ではある。
だからそうした行動に出る意図はわからないでもない。

だが、だからといってA氏を飛ばして我々が話を進めるという事はありえない。
「ここに売る事で話をまとめたからここに売れ」
というわけにはいかないのである。

と言ってもそれは建前論である事も事実である。
実際本当にいい話であれば、A氏に「話を聞いてみてはどうか」と紹介する手はある。
素直に相手にできない一番の理由はいきなり電話をかけてくるスタンスである。
不動産業者は本当にピンからキリである。
資本がなくても容易に参入できる分、いろいろな人がいる。
礼儀正しい人からヤ○ザまがいの人まで・・・

いきなり電話をかけてくるような相手はそれだけで回避して正解な相手であると考えている。
お行儀がよくない相手を回避する知恵とでも言うべきものかもしれない。
そしてそれは大事な知恵だと考えている・・・



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posted by Master-hiro at 21:51 | Comment(4) | TrackBack(0) | 交渉記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>>いきなり電話をかけてくるスタンス・・
 昔、勤務先でこげついた担保物件を抱えていたときに、そういった関係の電話がよくかかってきてました。なかには反社会的勢力の関係者もいました。 
 今でも、総務部門に勤務していますと。中途採用、人材派遣、社内旅行の企画など、いろいろな会社からセールスの電話、はたまた受付にいきなりの訪問があったりします。
その同じ電話でも電話の話し方で、本当に不愉快な電話ってあるんですよね。
断ると、それでもしつこく食い下がってこられたうえで、逆ギレされると、業務時間をムダにされたなぁ・・っって思います。また、受付の電話のときは、こちらで顔を出さずに、受付のところに資料をおいておいてくれと言って追い返しています。
Posted by スーパーキャット at 2009年06月28日 22:48
スーパーキャットさん

コメントありがとうございます。
そうですね、いろいろなパターンがあるでしょうね。
もう少し営業のやり方も工夫すればいいのに、と思うことしばしばです。
Posted by Master Hiro at 2009年06月30日 23:15
資本がなくても参入できるといっても、最低でも500万円近くは手元にないと開業はできません。
不動産業の登録から開業するまでに、400万円前後必要です。

普通ではなかなかできません。資格も必要ですし。

Posted by まあ at 2009年07月03日 18:45
まあさん

たしかにそうですね。
誤解を招いたかもしれませんが、正確に言えば「相対的に参入が容易」という意味です。
どんな仕事であれ始めるのはそれなりに大変です。
しかし、店舗や商品を用意したり、機械等の設備投資をしたりしなければならない業種から比べれば不動産業は参入が容易です。
だからこそ業者はピンキリです・・・
Posted by Master Hiro at 2009年07月05日 10:27
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