第一順位はその銀行。
我々は第二順位、ただし第一順位が評価額目一杯の金額で設定されたので、我々の担保は物件を売っても取り分がない「無剰余担保」となった。
そもそもこのパチンコ店の問題点は古い経営体質だとみていた。
ともかく銀行から借り入れをし、その金で新台をより早く入れる。
それがすべてと考えていたのだ。
顧客の快適性とか効率的な台の運用とか諸々の改善点をコンサルタント側では用意していたのだが、弁護士が我々の提案などまやかしだと(言ったかどうかは知らないが)して受け入れなかった。
問題を解決しないまま、経営を続けても先は見えている。
某銀行からは我々への返済分と、当面の事業に必要な資金を借りたものの、それから2年ほどで再び事業は頓挫。
「銀行が金を出せばうまくいくんだ」と社長は豪語していたが、短期間でその考えが間違っていた事を証明してくれた。
そして弁護士から久しぶりに電話があった時、要件は「店舗を売るから担保を外してくれ」というものであった。
てっきり「無剰余」だと思っていた我々の第二順位の担保。
市況が回復して思わぬ高値がついた事と、第一順位の銀行の返済が進んでいたのとで、思いがけず「剰余」が出た。
これも担保を外させられていたらだめだったが、相手の弁護士がなぜかそこまで要求しなかったから良かったのだ。
こちらも要求されないことをわざわざサービスすることもないと黙っていたのだ。
経験豊富な弁護士さんだと債務免除も要求してくるが、あまり理屈に囚われるとそこまでいかない。
大事なのは事業の建て直しか、債権者との交渉か。
そこでその弁護士と社長は後者を選択した。
まあそれが弁護士のテリトリーだから当然なのであるが、事業の再生のことにまでは考えが及ばなかったようだ。
我々の提案を受け入れていれば良かったという保証はないが、事業を立て直すという視点が我々にあった事だけは確かである。
結果的に言えばその(弁護士さんの)おかげで我々は随分と楽に結果をださせてもらったのだから、なんとも複雑だ。
再生だなどと面倒な事は考えず、回収だけに走った方が楽だし回収額も多くなるとなれば、そうなってしまう。
単なる取立屋じゃつまらないし・・・
成果の上がったケースではあったが、でも再生自体はやってみたかったなとちょっと残念である・・・
ご訪問の記録にできればクリックして下さい
人気blogランキングです





そのような事が安易に認められるなら売上げ除外もやり放題。タックスヘブンですな。
非国民さんのいうような寛大な対応(判決も取らずに執行不能という主張を認めてくれる)をしてくれる税務署の管轄を教えていただきたいものだ。本店移転もやぶさかでない。
コメントありがとうございます
税金は確かに払った方がいいのですが、債務免除益だけはやっかいですね。
キャッシュがないのに税金を持っていかれますからね。
もう少し柔軟性があると助かります・・・
大企業が相手だと、特に特許などではあきらめるケースも多いみたいですね。
時間と費用をかけてまでやるメリットと、今後のお取引を天秤に乗せると「仕方ないか」とされるという話も伺いました。