本文の中に登場するのはすべて実在のケースです。
ただし、守秘義務の関係から人物・社名等は匿名としています。
また、金額・業種等本人の特定につながり易いものについては、
趣旨を逸脱しない範囲で変えてあります。
あらかじめご了承下さい。

2009年11月09日

【現代の経営戦略】

折にふれ、経営や財務関連の本はちょくちょく読んでいる。
こういった方面の知識は必ずしも債権回収に役立つものでもないが、やはり経営者の方と話をする時には多少の助けになると常々感じている。
「金返せ」という話しかできなければ、そういう目で見られてしまうし、会話に深みがあると相手のこちらを見る目も多少違うと感じられるからである。

今回は大前研一編著の『マッキンゼー現代の経営戦略』を読んだ。
なんとこの本は30年前のものである。
経営者約40名を集めて開催された「トップマネジメント・コンファレンス」を一冊にまとめたものである。

30年前とはいうものの、内容的にはまったく古さを感じさせられない。
戦略手法が、PMS(製品・市場戦略)、PPM(ポートフォリオ管理)、PIP(収益性改善プログラム)、OVA(間接費削減アプローチ)、SFM(販売力管理)、TPM(技術ポートフォリオ管理)と6章に分けて解説され、終章では“参謀の役割と資質”が語られる。
さすがにこれまであれこれと触れてきたので、どれも一度は目にした事があるものだ。
だが、30年前にすでにこれらの理論が語られていたのには驚いてしまった。
当時はさぞかし斬新なものに映ったのだろうと思う。

図表は当時使われた手書きのもの。
今みたいにワードやエクセルがなかっただけに手書きなのだろうが、逆に臨場感というか味わいのあるものになっている。
理論は理論として面白いのであるが、やはり具体的なイメージをあげて考えてみるとしっくりとくる。
手元に置いておきたい一冊である。

それにしても大前研一は当時35歳。
その前に書いた『企業参謀―戦略的思考とはなにか』もそうであるが、30代前半でこれだけのものを書くというのはすごいものだと改めて思う。
肩を並べたいなどとは望むべくもないが、せめて書いてある事が理解できる程度にはなりたいと思う。
たんなる取立屋にならないためにもそんな気持ちは持ち続けたいと思うのである・・・



ご訪問の記録にできればクリックして下さい
人気blogランキングです


posted by Master-hiro at 22:54 | Comment(2) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大前研一はアメリカのMITに行ったはずだ。日本人で語学的なハンディがあるのに理科系ではアメリカトップクラスの大学に行ったわけだから、すごい人だね。原子力専攻だったのにコンサルタントになった。有能な人は何をやらせても一流みたいだね。
Posted by 非国民 at 2009年11月10日 19:33
本当にそうですね。
そんな能力のかけらほどでも身につけたいと思う日々です・・・
Posted by Master Hiro at 2009年11月11日 23:02
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/132469347
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック