こういった方面の知識は必ずしも債権回収に役立つものでもないが、やはり経営者の方と話をする時には多少の助けになると常々感じている。
「金返せ」という話しかできなければ、そういう目で見られてしまうし、会話に深みがあると相手のこちらを見る目も多少違うと感じられるからである。
今回は大前研一編著の『マッキンゼー現代の経営戦略』
なんとこの本は30年前のものである。
経営者約40名を集めて開催された「トップマネジメント・コンファレンス」を一冊にまとめたものである。
30年前とはいうものの、内容的にはまったく古さを感じさせられない。
戦略手法が、PMS(製品・市場戦略)、PPM(ポートフォリオ管理)、PIP(収益性改善プログラム)、OVA(間接費削減アプローチ)、SFM(販売力管理)、TPM(技術ポートフォリオ管理)と6章に分けて解説され、終章では“参謀の役割と資質”が語られる。
さすがにこれまであれこれと触れてきたので、どれも一度は目にした事があるものだ。
だが、30年前にすでにこれらの理論が語られていたのには驚いてしまった。
当時はさぞかし斬新なものに映ったのだろうと思う。
図表は当時使われた手書きのもの。
今みたいにワードやエクセルがなかっただけに手書きなのだろうが、逆に臨場感というか味わいのあるものになっている。
理論は理論として面白いのであるが、やはり具体的なイメージをあげて考えてみるとしっくりとくる。
手元に置いておきたい一冊である。
それにしても大前研一は当時35歳。
その前に書いた『企業参謀―戦略的思考とはなにか』
肩を並べたいなどとは望むべくもないが、せめて書いてある事が理解できる程度にはなりたいと思う。
たんなる取立屋にならないためにもそんな気持ちは持ち続けたいと思うのである・・・
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そんな能力のかけらほどでも身につけたいと思う日々です・・・